論語【学而第一】9. 生の終わりと命のつながりを思う

曾子(そうし)曰(いわ)く、終(おわり)を慎(つつし)み遠(とお)きを追(お)えば、民(たみ)の徳(とく)厚(あつ)きに帰(き)せん。

曾子先生はこのように言われた。人生の終わりである葬式を慎んで丁寧に執り行い、また遠い先祖を追慕し、祖先の霊の幸いを祈れば、人々の徳は自然と厚くなる。

  • 曾子(そうし)は、孔子の主要な門人のひとりで、孔子より四十六歳年少。親孝行の人として知られる。
  • 「終(おわり)」は葬式のこと
  • 「遠(とお)きを追(お)えば」は祖先の霊の幸いを祈ること
  • 今日がこの世の終わりだったらどうするか。そうやって今日一日過ごす。
    今日がこれからの始まりと思ったらどうか。毎日そうやって生きると人生が分厚くなる。