老子 道徳経

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老子【歸元第五十二】内なる光で道に立ち返る

私たちはみな、この大宇宙・大自然の生みの親である「道」の子です。それを知り、母である道の教えを守れば一生危うさがない、と老子は言います。心の平静を保つには余計な外界からの刺激はシャットアウトすること。それに反応して行動していれば一生救われな...
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老子【養徳第五十一】道は生み育てて見返りを求めない

宇宙の根源である道はあらゆるものを生み出し、道のエネルギーである徳は生まれてきた万物を養い育て、完成させ、成熟させ、そして守っています。これだけの働きをしながら、道は自分が生み出したものを所有しようとはせず、見返りを求めず、支配しません。こ...
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老子【貴生第五十】出でて生き入りて死す

全ての生きとし生けるものにとって、大宇宙の根源である道から出てくることが生まれることで、また道に帰ってゆくことが死ぬことです。ところがせっかく生まれてきても、自分の人生を全うするのは十人に三人で、十人に三人が自分の人生をまっとうすることなく...
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論語【子罕第九】215. 先生の人柄を語るエピソード

論語は、孔子が亡くなった後に三千人いたと言われる弟子たちが書いた先生の言行録です。その人柄を語るエピソードとして、先生は喪服を着た人、礼服を着た人、盲目の人を見ると、その人が自分より年少者であっても必ず起立して敬意を示され、またこの人たちの...
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老子【任德第四十九】徳が発揮されるのを期待して待つ

大宇宙・大自然の根源である道の原則で生きているりっぱな人は、善人を見れば善人だと思うし、善人でない人を見ても善人であるとします。それは、人間は本来、道から徳を授かって生まれてきているから。徳は善なるものだから、今善人かどうかは今善を発揮でき...
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老子【忘知第四十八】無為にして為さざる無し

老子は、無為であればできないことがなくなる、といいます。では無為とはどんなことでしょうか。日々勉強すれば知識が増えてゆくように、日々を宇宙を動かす道の原理原則にしたがって生きていれば自分はどんどん空になってゆきます。その空っぽの自分が無為で...
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老子【鑒遠第四十七】真理は自分の内にある

大自然・大宇宙の理である道について、どのように知ることができるのでしょうか。老子は、この世の真理は遠くに探しにゆけばゆくほど、分からなくなると言います。世の中のことを知って理解し、ものごとを成し遂げる前提となる真理は、自分の内にあるようです...
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老子【儉欲第四十六】満足を知らない罪は大きい

平和な世の中なら農耕に使われる馬が、戦時中には軍用馬となり、全く違う使われ方になります。なぜこのような違いが生ずるのか。満足を知らない誰かのもっともっと得たいという強欲によって、戦争のようなわざわいが引き起こされる。だから強欲より大きな罪は...
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老子【洪徳第四十五】満ちていると空に見える

とてもよくできた人物は、一見何か足りないところがあるように見えるけれど、付き合ってみると長く付き合える。宇宙の根源である道のエネルギーに満ちた人は、私心がないから心がからっぽの人に見えるけれど、その働きは尽きることがない。どこまでもまっすぐ...
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老子【立戒第四十四】足るを知り、止まるところを知る

老子は身体と名誉であればどちらに気持ちを寄せ、身体とお金であればどちらが大事で、得ることと失うことはどちらが苦しいのか、と問いかけます。 何かに強い愛着や執著を持てばそのために多くを費やすことになり、また多くのものを持てば持つほど失うものも...