易経

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【易経講話】28. 沢風大過ー柔をもって剛を調和する

大過(たいか)は、大なるものが過ぎる、大いに過ぎる、という意味。大なるものが盛んに過ぎ、行き過ぎている。この卦全体を一本の棟(むなぎ)として見ると、この卦の中部は四つの陽爻で重い。両端は陰爻で小さく弱い。中部の重さを両方の端で支えることがで...
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易経講話】27. 山雷頤ー自分を養うものは自ら求める

頤は「あご」。人はあごを動かして物を食べて体を養うため、頤は養うという意味になる。この卦は上と下に陽爻があって、中の四爻は陰爻であって空虚になっている。内部が空虚であることを注意してみる。肉体にしても腹がいっぱいではもう飲食物は入らない。心...
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【易経講話】26. 山天大蓄ー山に天の元気が蓄えられて草木が成長繁茂する

大蓄の「畜」は、とどめ、たくわえ、やしなうこと。大畜は乾下艮上の卦。大きい山の中に天の元気をたくさんとどめたくわえている。それで山の上の草木が盛んに成長繁茂し、禽獣も多く生育繁殖する。人事についていえば、賢人君子が大なる道徳才能を大いにとど...
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【易経講話】25. 天雷无妄ー私心なく天理のままに動き止まる

无妄(むぼう)は、妄なることのないこと。至誠真実にして一点の虚妄邪偽なることのないこと。震は動き、乾は天。動くに天をもってする。天の道に順って動き、至誠真実にして一点の虚妄邪偽はない。こうすれば結果がこうなるであろうと待ち受け期待する心がな...
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【易経講話】24. 地雷復ー変化の微妙な萌し

復は、かえること。陽がまた下の初九にかえってくること。宇宙の運行、人生の変化は時々刻々に変化する。善いものも、悪いものの、それが盛んな頂点に達した瞬間に衰え始める。天下の乱れが頂点に達すると、その瞬間に、天下がまた治まるべき微妙な萌しがあら...
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【易経講話】22. 山火賁ー美しく飾る

賁は飾るなりで、美しく飾ること。上の艮の卦は山、下の離の卦は火で、太陽。山が夕日に照らされて美しい色彩を生じている。物を美しく飾るには、まず充実した実質がなければならない。それがなくては虚飾になる。また飾ることは、過剰にならないように適当な...
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【易経講話】21. 火雷噬嗑-平和を妨げる邪魔者を噛み砕く

噬嗑とは、噛んで合うこと。世の中の平和を妨げる邪魔者を噛み砕いて、世の中が和合一致する。あるものと他のものが合同しようとするときには、必ずその内部かまたは外部かに、合同することに賛成しないものがある。それでも万障を打ち砕いて合同する道を説く...
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【易経講話】20. 風地観ー万民が仰ぎ見るのは天子の真実至誠なる真心

観はじっと物を見つめてよく観察すること。天子は万民を観察し、万民は天子を仰ぎ観ている。この卦は、上の者が下の者を観察し、下のものが上にある者を仰ぎ見るについての道を説く。上のものが下のものに仰ぎ観られて尊敬心服されるには、心の内に真実なる真...
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【易経講話】19. 地沢臨-天子が人民を統治する

臨はのぞむこと。上から下を見下ろすこと。高いところから下を見る。上の坤の卦の地が、下の兌の卦の沢を見下ろしている。地が沢に臨んでいる。臨の卦は、人事についていえば、高い位にある天子や大臣宰相が下の臣下人民に臨んでそれを統治するところの道を説...
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【易経講話】18. 山風蠱ー敗れ壊れたものを修める

蠱は物事が久しくなって敗れ壊れていろいろな悪い事故が起こること。蠱の字は皿の上にたくさんの虫がいる形。虫がついて腐敗している。泰平が長く続くときは国の内部がだらけて頽廃する。いかなるよい政治、よい制度でも久しくなると色々な弊害が出てくる。蠱...