
子夏(しか)曰(いわ)く、賢(けん)を賢(けん)として色(いろ)を易(かろん)じ、父母(ふぼ)に事(つか)えては能(よ)く其(そ)の力(ちから)を竭(つ)くし、君(きみ)に事(つか)えては能(よ)く其(そ)の身(み)を致(いた)す。朋友(ほうゆう)と交(まじ)わり、言(い)いて信(しん)有(あ)らば、未(いま)だ学(まな)ばずと曰(い)うと雖(いえど)も、吾(われ)は必(かなら)ず之(これ)を学(まな)びたりと謂(い)わん。
子夏(しか)はこのように言った。美人を慕うように賢人を慕い、両親に仕えて力を尽くし、上司に仕えて一心に働く。そして友人との交友においてはその言葉が信頼できるのであれば、「私は学問をしていません」と言っても、私はこの人を学のある人だと言う。
- 子夏(しか):孔子の弟子で、孔門十哲のひとり。
- 賢(けん):賢人
- 色(いろ):女色、色事の「色」。孔子十哲でもこういうものに迷う心があるのですね。ここに「色」と出て来るのは何だろうと思いました。
- 身(み)を致(いた)す:一心に働く


