
老子の考える良いリーダーランキング。
1位:社員に、「なんかそんな人いるらしいね」とその存在だけが知られている。
2位:社員から慕われ、褒められている。
3位:社員から恐れられる。
最下位:馬鹿にされている。=信頼されてない。
リーダーが社員にかける言葉は、その重みを自覚して十分慎重に選ばないといけない。
仕事が上手くいったときに、社員がみんな、これは自分がやった!と思っているのが良い。
リーダーは成果の出る職場環境や仕組み化に一生懸命で、実務は社員の皆さんにお任せしているのですね。社員はそんなリーダーの業務内容がよく分かりませんから、「あの人なんか居るけど、何やっているのかな?」と思っています。現代の職場においても理想のリーダーですね。
書き下し文
太上(たいじょう)は、下(しも)之(これ)有(あ)るを知(し)るのみ。其(そ)の次(つぎ)は之(これ)に親(した)しみ之(これ)を誉(ほ)む。其(そ)の次(つぎ)は之(これ)を畏(おそ)れ、其(そ)の次(つぎ)は之(これ)を侮(あなど)る。信(まこと)足(た)らざればなり。猶(ゆう)として其(そ)れ言(げん)を貴(たっと)べ。功(こう)成(な)り事(こと)遂(と)げて、百姓(ひゃくせい)皆(みな)我(われ)自(みずか)ら然(しか)りと謂(おも)えり。
現代語訳
最も良い君主は、人々はその存在を知っているだけだ。その次に良い君主は下から慕われ、褒められる。その次は下から恐れられ、その次は下から侮られる。信頼感が足りないからだ。言葉は慎重に選び、その重みを知るべきである。仕事が成功のうちに完遂されたときに、人々は皆、私が自分でやったと思っている。
解説
- 太上(たいじょう):最も良い君主
- 猶(ゆう)として:ためらう。ぐずぐずする。
- 百姓(ひゃくせい):庶民

