
孔子先生は、周囲の立派な人の真似をすることで自らも人格形成をすることができるとおっしゃいます。学ぶことは真似ること。立派な人に出会って感化されるのは感じて化けるということ。だから周囲にどのような人がいるか、誰と付き合うかは大事ですね。
“The Power of Imitating Virtuous People”
Confucius says that we can shape our character by imitating the virtuous people around us. Learning is a process of imitation. When we meet admirable people and are influenced by them, it is like being touched and transforming ourselves. This is why it is important to consider the kind of people you surround yourself with and who you associate with.
漢文と書き下し文
子謂子賤、君子哉若人。魯無君子者、斯焉取斯。
子(し)、子賤(しせん)を謂(い)う、君子(くんし)なるかな、若(かくのごと)き人(ひと)。魯(ろ)に君子者(くんししゃ)無(な)くんば、斯(こ)れ、焉(いずく)んぞ斯(これ)を取(と)らん。
現代語訳
孔子先生は子賤についてこのようにおっしゃった。「子賤のような人は立派である。魯の国にりっぱな人がいなければ、子賤もそれに倣って人格形成することはできなかっただろう。」
解説
- 子賤(しせん):孔子の弟子。孔子よりも30~49歳若かった。魯(ろ)の単父(ぜんほ)という町の宰(さい・長官)となり、苦労せずによく治めたとされる。琴を弾く人だった。 論語での登場はここだけ。
- 焉(いずく)んぞ斯(これ)を取(と)らん:どこからこれを得たのか。「これ」とは子賤の君子としての人格のこと。子賤は父親として仕えた人が3人、兄として仕えた人が5人、友人として十数人、師事した人が1人いたとしており、これらの人から学んで人格形成したと考えられる。

