
先生はこのようにおっしゃいました。まごころを尽くすこと、嘘偽りがないことをまず第一に大切にしなさい。自分より人格的にすぐれた人を友人として学びなさい。過ちをおかした時は、ためらうことなくそれを認めて改めなさい。
Be Sincere, Cultivate Yourself, and Correct Your Faults
The Master said: Above all, hold fast to sincerity and truthfulness. Take as your friends those who surpass you in virtue, and learn from them. When you err, do not hesitate to correct yourself.
漢文と書き下し文
子曰、主忠信。毋友不如己者。過則勿憚改。
子(し)曰(いわ)く、忠信(ちゅうしん)を主(しゅ)と為(な)せ。己(おのれ)に如(し)かざる者(もの)を友(とも)と為(な)すこと毋(なか)れ。過(あやま)ちては則(すなわ)ち改(あらた)むるを憚(はばか)ること勿(なか)れ。
現代語訳
先生はこのようにおっしゃった。いつわりのないことを大切にし、自分より劣った人を、友とすることのないようにしなさい。過ちがあったなら、それを改めるのにためらうことのないようにしなさい。
解説
- この章句は、「学而第一」8 後半の重複。
- 忠信(ちゅうしん):まごころを尽くし、いつわりがないこと。忠義と真実。信とは「人間のことば」。うそいつわりがないから、おべんちゃらとかあまり言わない。
- 主(しゅ)と為(な)せ:一番大切なものとせよ、根本に置け
- 毋(なか)れ:〜するな(禁止)
- 不如己者(おのれにしかざるもの):自分より劣った者。ここでの「劣る」は徳・人格における劣ること
- 過(あやまち)ては:過ちを犯したならば
- 憚(はばか)ること勿(なか)れ:ためらうな、気おくれするな
- 過ちは誰にでもあるけど、改めるのが大事。


