論語【為政第二】23. 敬う心を大切に

子游(しゆう)孝(こう)を問(と)う。子(し)曰(いわ)く、今(いま)の孝(こう)は、是(こ)れ能(よ)く養(やしな)うことを謂(い)う。犬馬(けんば)に至(いた)るまで、皆(みな)能(よ)く養(やしな)うこと有(あ)り。敬(けい)せずんば何(なに)を以(もっ)て別(わか)たんや。

門人の子游(しゆう)が、考について質問した。孔子先生はこのようにおっしゃった。「今の時代、考とは(親を)事足りないことのないよう養うことをいうようだ。しかし、犬や馬でもよく面倒を見て養うことはある。敬う心がなければ、(犬や馬を養うことと)何をもって違うと言えるのか。」

  • 子游(しゆう):孔子より四十五歳年少の弟子で、孔門十哲のひとり。文章・学問に優れていた。
  • 能(よ)く養(やしな)う:衣食住において不自由のないように扶養する