論語【子罕第九】222. この世は川の流れのように去ってゆく

先生は、川のほとりにたたずんで、過ぎ去ってゆくものとはこういうものか。昼も夜もとどまることがない、とおっしゃいました。流れてゆく時間は止めようもなく、人の命も一瞬もとどまることなく終わりへと向かっていることを言われています。だからこそ今を大切にしないといけないのですね。

Like the Flow of a River, This World Passes Away
The teacher stood by the riverbank and said, “What passes away is like this. Day and night it never ceases.” He was saying that flowing time cannot be stopped, and that human life, too, moves toward its end without pausing even for a moment. That is why we must treasure the present moment.

漢文と書き下し文

子在川上曰、逝者如斯夫、不舍晝夜。
子(し)、川(かわ)の上(ほとり)に在(あ)りて曰(いわ)く、逝(ゆ)く者(もの)は斯(かく)の如(ごと)きか。昼夜(ちゅうや)を舎(や)めず。

現代語訳

先生は川のほとりにたたずんでおっしゃった。過ぎ去ってゆくものとはこういうものか。昼も夜も止まることがない。

解説

  • 逝(ゆ)く者(もの):過ぎ去って帰らないもの(時間とか、人が亡くなることとか、この世の全てのもののこと)
  • 昼夜(ちゅうや):昼も夜も
  • 舎(や)めず:休むことがない、とどまることがない