
学びは進めれば進めるほどその深遠さに驚嘆する終わりなき探究である、というその気持ちはいいけれども、何のために何を学ぶのかを見失うことを恐れなさい、と孔子先生はおっしゃいます。乱世にあってもより良い政治が行われるように社会に働きかけ、人を育てた先生は、学びを実践し、より良く生きるということを大切にされたのですね。
Fear Losing Sight of the Purpose of Learning
Learning is an endless pursuit—the further you go, the more you marvel at its profound depth. That sentiment is admirable, but one must fear losing sight of why and what one learns, Confucius said. Even in turbulent times, he worked to influence society and develop people so that better governance might prevail. He placed great importance on putting learning into practice and living well.
漢文と書き下し文
子曰、學如不及、猶恐失之。
子(し)曰(いわ)く、学(がく)は及(およ)ばざるが如(ごと)くするも、猶(な)お之(これ)を失(うしな)わんことを恐(おそ)る。
現代語訳
孔子先生はこのようにおっしゃった。学問は、進めれば進めるほどその奥深さに気付き、終わりのない探究という気持ちを持って励むものではあるが、何のために何を学んでいるのかを見失ってしまうことは、恐れるべきである。
解説
- 学(がく):学問
- 及(およ)ばざるが如(ごと)くする:深入りすればするほど奥深さに驚嘆し、到達し難いものであるかのような気持ちで励む
- 之(これ)を失(うしな)わん:学問の目標を見失うことは、何を学んだらいいか分からなくなることは
- 恐(おそ)る:恐れなさい

