
孔子先生は、釣り竿で魚釣りをすることはあっても、いくつも釣り針をつけたはえなわで一度にたくさんの魚を獲ることはされませんでした。また矢に糸をつけたいぐるみで鳥を射ることはあっても、巣で寝ている鳥を射ることはされなかったといいます。狩りはするけど、一網打尽にたくさんの獲物を獲るということには熱中されなかったのですね。
Moderation in Desire
Confucius would fish using a rod, but he never used a long line with multiple hooks to catch many fish at once. He would shoot birds using an entangling arrow attached to a cord, but it is said that he never shot birds while they were sleeping in their nests. In other words, while he did hunt, he was not obsessed with taking large numbers of prey all at once.
漢文と書き下し文
子釣而不綱。弋不射宿。
子(し)は釣(つ)りして綱(こう)せず。弋(よく)して宿(しゅく)を射(い)ず。
現代語訳
孔子先生は、釣り竿で魚を釣ることはしても、はえなわで一度に沢山の魚を獲ることはされなかった。矢に糸をつけたいぐるみで鳥を射ることはあっても、巣で寝ている鳥を射ることはされなかった。
解説
- 釣(つ)り:一本の釣り竿でする釣り
- 綱(こう):あみづな。はえなわ(1本の幹縄に多数の枝縄をつけ、その先端に釣り針をつけたもの)。一網打尽に魚を獲ること
- 弋(よく):いぐるみ。矢に糸をつけて放ち、鳥をとる道具。矢に網や長い糸をつけて、当たるとそれが絡みつくようにしたもの。
- 宿(しゅく):宿鳥(しゅくちょう)。寝ている鳥。ねぐらの鳥。


