論語【述而第七】157. 死者を思う

孔子先生は、喪中の人との会食ではあまりものを召し上がらず、また死者を悼んで泣いた日には歌を歌ったりはされませんでした。亡くなった方を思われてのことですね。

In Memory of the Departed
When dining with those in mourning, Master Confucius ate only lightly, and on days when he grieved and shed tears for the deceased, he refrained from singing. He did so out of regard for the one who had passed.

漢文と書き下し文

子食於有喪者之側、未嘗飽也。子於是日哭、則不歌。
子(し)、喪(も)有(あ)る者(もの)の側(かたわら)に食(しょく)すれば、未(いま)だ嘗(かつ)て飽(あ)かざるなり。子(し)、是(こ)の日(ひ)に於(お)いて哭(こく)すれば、則(すなわ)ち歌(うた)わず。

現代語訳

孔子先生は、喪中の人に同席して食事をするときには、おなかいっぱいになるまで食べることはされなかった。また人の死を悼んで泣いた日には、歌は歌われなかった。

解説

  • 喪(も)有(あ)る者(もの):喪中の人
  • 飽(あ)かざる:飽くほど食べることはしない、満腹まで食べない
  • 哭(こく)する:死者を弔って泣く、人の死を悲しんで泣きさけぶ儀式をする、泣くように葬歌をうたう