論語【雍也第六】131. 学んだら実践

孔子先生は弟子の子夏に、「おまえは、徳をふるうことのできるりっぱな学者になるんだよ。行動の伴わない知識だけの学者となってはいけない。」とお話されます。りっぱな学者と知識だけの学者の違いは、学びを行動で実践できているかどうかに尽きるようです。学んだら実践、が孔子先生の教えなんですね。

To Learn Is To Live It Out
Confucius said to his disciple Zixia: “Strive to be a true scholar, one who embodies virtue. Do not become a petty scholar who has knowledge but no action.” The difference between a true scholar and one who only clings to knowledge lies in whether he can put what he learns into practice. For Confucius, to learn is to live it out.

漢文と書き下し文

子謂子夏曰、女爲君子儒、無爲小人儒。
子(し)、子夏(しか)に謂(い)いて曰(いわ)く、女(なんじ)君子(くんし)の儒(じゅ)と為(な)れ、小人(しょうじん)の儒(じゅ)と為(な)ること無(な)かれと。

現代語訳

孔子先生は、弟子の子夏にこのようにおっしゃった。「おまえは、徳行を身に着けてりっぱな儒者になりなさい。徳のない知識だけの儒者になってはいけないよ。」

解説

  • 子夏(しか):孔子の弟子で、孔門十哲のひとり。文章・学問に優れていた。孔子より四十四歳年少。参考:Wikipedia 子夏
  • 君子(くんし):徳行のそなわった人。学識、人格ともにすぐれたりっぱな人。人格者。中国で、儒教の道徳を身につけた教養人。一般に士大夫の階級に属する。
  • 儒(じゅ):儒者。学者。
  • 小人(しょうじん): 徳のない品性のいやしい人。度量が狭く器量のない人。性根のひねくれた人。小人物。
  • 徳:善を実現する恒常的能力。儒教では仁,義,礼,智,信,父子の親,君臣の義,夫婦の別,長幼の序,朋友の信などいわゆる五倫,五常を総称して徳という。