禅語【孤舟載月】月をいただく一艘の小舟

孤舟載月(こしゅうだいげつ)

意味:(湖に浮かべた)一艘(そう)の小舟が月をいただいている

解説とコメント

先日、お邪魔したお茶席にかかっていたのが「孤舟載月」というお軸でした。
お茶会のお道具は、重陽の節句をテーマにされていたということです。

「孤舟載月」のお軸はもともと千利休が書いた書を、木版画にして復刻したものということで、
ことばの由来は、禅語の語録集「禅林句集」に出て来る、

孤舟載月(こしゅうだいげつ) 洞庭湖(どうていこ)

の前半部分だそうです。

洞庭湖(どうていこ)はウィキペディアによると、中国の湖南省北東部にある湖で、通常期の湖の面積が琵琶湖の約4倍、長江から大量の水が流れ込む7月から9月は関東平野や四国より広い面積になるということなので、巨大な湖、というかもはや海みたいな感じですね。

そこにぽつんと漕ぎ出した一艘の小舟があり、その上に月が出ている絵のような情景が描き出されています。