時時勤払拭 (じじにつとめてふっしきせよ)
意味:毎日少しづつの努力で自分を高めてゆきなさい

今年5月に黒田宗傳先生の茶杓削りの会に参加させていただいて、初めて茶杓を削ったときに、お茶の先生より竹筒をいただきました。
茶杓に銘をつけて竹筒に書きなさいと言われて、銘は「一歩」とすることとしました。
竹筒に銘を書く、書き方も分かりませんので、先生のお稽古場のお水屋に出ていた茶杓の竹筒の写真をスマホで撮らせていただいていたところ、先生が、ちょっと待って、〇〇宗匠がいちばん達筆だから、とおっしゃってわざわざ出してくださった竹筒に書いてあった銘が、「時時勤払拭(じじにつとめてふっしきせよ)」でした。
先生は、「毎日少しづつ努力しなさいという意味よ」と教えてくださいましたが、このことばの持つ緊張感に私は背筋が伸びるというか、この竹筒を、先生がわざわざ出してくださったことには意味があると感じました。
ネットで見ますと、こちらは中国の禅僧、神秀(605~706)の偈(仏の功徳をたたえる詩)が出典です。
仏教には人はみな仏性=美しい心を持っているという前提がありますが、それが欲望とか迷いとかいろいろなものに覆いかぶされてしまうから、いつも、勤めてそういったものを払う努力をしなさい、ということです。
心を磨くにはまず簡単なことから。
お部屋を綺麗にして埃などたまっていることのないようにしたいと思います。


