泰伯第八

泰伯第八

論語【泰伯第八】196. 出し惜しみせずに教える

孔子先生は誰にでも物惜しみすることなく道義を説きました。もし、古代の聖人である周公のような素晴らしい才能の持ち主だったとしても、傲慢で、人に何か教えるときに全部は教えずに出し惜しみするような人間であれば、それ以上見るまでもなく、評価できない...
泰伯第八

論語【泰伯第八】195. 貧困への憎しみと過剰な憎悪は社会を乱す

孔子先生のあげる社会が乱れる原因二つ。ひとつは勇気ある人が貧困を憎むとき。もうひとつは道から外れてしまった人を憎むことの度が過ぎるとき。二千五百年前も現代も人間社会には変わることの無い原理があるのですね。Hatred of Poverty ...
泰伯第八

論語【泰伯第八】194. 結論に至った経緯と理由を話す

孔子先生は、一般の人に何か理解してもらおうと思ったら、物事の結果だけでなく、なぜその結論になったかの理由、経緯をしっかり説明する必要があるとおっしゃいます。それなくしてただお知らせだけをしても、意図を伝えることが難しいのだと。Explain...
泰伯第八

論語【泰伯第八】193. 志・礼・音楽――人間完成への道

孔子先生が、人間とはどういう順番で完成するのかをお話されています。まずくもりのない心で志を立てること。次に心のこもった礼を実践できるようになること。礼とは道義をあらわす行動のことで、道義とは道理と正義。道理とは伝統のつくったルール。正義は自...
泰伯第八

論語【泰伯第八】192. 人生とは重い荷物を持って遠いところまで行くようなもの

曾先生(曾子)は、リーダーとして生きることは重い荷物を持って遠いところまで行くようなものだけど、それを引き受けて生きて欲しい、とおっしゃいます。重い荷物とは、リーダーに課せられた仁の体得と実践。リーダーは部下に仁愛をふりそそぐことが役目で、...
泰伯第八

論語【泰伯第八】191. 信頼すべき人間の条件

曾先生が、どんな人間を信じたらいいのか、その基準をお話されています。若くして先代を失った小国の君主を任すことができる人。またその国の命運を託すことができる人。そして国の重大事にあたっても常の冷静さと志を失うことなく泰然自若としている人物。現...
泰伯第八

論語【泰伯第八】190. 顔回は虚しきがごとく、いなすかわす

曾先生(曾子)が亡き友、顔回のことを回想し、あの人はりっぱな人だった、今はああいう人はいないけど、とお話されています。自分は能力があるのに自分より劣る人にもものごとをたずねて確認し、また自分は知識教養が豊かであるのに、そうではない人の声にも...
泰伯第八

論語【泰伯第八】189. 人の上に立つ者の心得三つ

孔子先生の高弟であった曾先生(曾子)の遺言は、人の上に立つ者の心得三つ。ひとつ、自分の姿かたちを整えて粗暴さや傲慢さの無いようにすること。ふたつ、自分の顔色を正しくして信頼感を醸成し、また信頼できる人に近づいてゆくこと。みっつ、言葉づかいは...
泰伯第八

論語【泰伯第八】188. 身体を大切にして幸せに生きる

孔子先生の高弟である曾子は、自らの病が重く最期が近いと感じると、弟子たちを呼び集めて、私の手足に傷などないか調べてくれ、とおっしゃいました。さらに、詩経を引用され、人が生きるということは、深い淵が目の前にあるかのように、そしてまた薄氷を踏む...
泰伯第八

論語【泰伯第八】187. 礼で秩序形成する

孔子先生は、他人へのうやうやしさも、礼が無ければ相手に通じないから無駄な骨折りとなり、礼のない慎み深さは臆病に、礼のない勇気は乱暴になってしまい、また正直も礼がなければ自分や相手の首を絞める結果になる、とおっしゃいます。礼はもともとは神様の...