泰伯第八

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論語【泰伯第八】206. 理想のリーダーは私を捨てて公に尽くす

孔子先生は、中国最古の王朝といわれる夏王朝を建国した聖王、禹については批判すべき欠点を見つけることができない、とおっしゃいます。禹王はご自分の食生活や居室などは質素にする一方で、先祖のお祭りは手厚く行いました。また黄河流域の夏王朝では黄河の...
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論語【泰伯第八】205. 民の命を守るリーダーの忍耐こそ至徳

中国古代の殷王朝(BC1600-BC1046)末期、暴虐な紂王による悪政が行われていました。周の文王やその息子の武王は優秀な人材を集めて領土の三分の二を有していたのにもかかわらず、一諸侯として殷王朝に仕えていました。戦争になれば国民が犠牲に...
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論語【泰伯第八】204. 聖王の天意による治世

孔子先生が「書経」に登場する一番最初の聖王である堯帝のことをお話されています。堯帝は今から四千年以上前の伝説の古代の聖王です。その治世は、ただ天のみを仰ぎ見て、ただひたすら天意に順うことで偉大な事業を成し遂げ、すぐれた制度や文化を実現したと...
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論語【泰伯第八】203. 優れたリーダーは任せるのがうまい

「書経」に登場する古代の聖王のすぐれた治世とは、トップは直接政治に関与せず、全て賢者に任せた上で大所高所からものごとを見ていたことがその偉大さのゆえんである、と孔子先生はおっしゃいます。人の能力を見抜いて人材登用できる洞察力と、優秀な人材を...
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論語【泰伯第八】202. 学びの目的を見失うことを恐れよ

学びは進めれば進めるほどその深遠さに驚嘆する終わりなき探究である、というその気持ちはいいけれども、何のために何を学ぶのかを見失うことを恐れなさい、と孔子先生はおっしゃいます。乱世にあってもより良い政治が行われるように社会に働きかけ、人を育て...
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論語【泰伯第八】201. 孔子先生にも「救えない」人たちとは

情熱的な実行力はあってもその情熱に正直さがないから目的が定まらない人、分かっていないことをひとつひとつ確認する律義さもないからいいかげんになってしまう人、無能であってかつ誠実さもない人。そういう人は、私にはどうすることもできない、と孔子先生...
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論語【泰伯第八】200. 孔子が愛した音楽と礼楽思想

音楽好きの孔子先生が名演奏家の演奏を評して、ひろびろとした音があふれるようだとおっしゃいました。儒家は社会の秩序を定めて行いを戒める礼と、音をもって節度ある心を表わし、人心をやわらげ感化する音楽=楽の「礼楽」を尊重しました。「礼楽」は知識人...
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論語【泰伯第八】199. 自分の役割を果たす

孔子先生は、自分の担当業務でないのに情報を欲しがったり、業務内容に関わろうとすることは組織を乱す、とおっしゃいます。それぞれが自分の役割を果たすことがまず大事なんですね。Fulfilling Your RoleConfucius said ...
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論語【泰伯第八】198. 道義にかなった生き方をする

孔子先生は道義の大切さを固く信じて学ぶことを好み、命をかけて道義にかなった生き方をして社会をより良くすることが人の身の立て方であるとお話されています。学びには体験が重要で、やるせない、上手くいかない経験から道義を学ぶ。家庭や職場などの組織、...
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論語【泰伯第八】197. 悠然として待つ

孔子先生は、三年の長きにわたって勉強しても、まだ仕事に就くことができなくて、それでも悠然としている、そういう人は得難いとおっしゃいます。自分が認められるかどうかというときに焦ることなく、なぜ認められないのか考えることが重要なんですね。Wai...