里仁第四

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論語【里仁第四】81. 仁とはまごころから他を思いやること

孔子先生が、弟子の曾子(そうし)さんと話しています。曾子は、孔子より親子以上に若い弟子ですが、孝の道に優れ、『孝経』や『大学』の著者といわれています。また孔子の孫である子思(しし)を弟子とし、孟子は子思の弟子であったと言われていますから、儒...
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論語【里仁第四】80. 一歩一歩、実力をつける

自分に社会的地位がない、周囲にいまひとつ認められていないと心配するのはやめなさい、と孔子先生はおっしゃいます。それより、地位を与えられ、周囲に認められる実力が自分にあるのか、そっちを心配しなさいと。孔子先生は、「あなたは、りっぱな人になった...
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論語【里仁第四】79. 組織を治めるには秩序と譲り合い

孔子先生は、組織運営に必要なのは、「礼譲(れいじょう)」であるとおっしゃいます。「礼」のしめすへんは祭壇や神様へのお供え物の台をあらわし、神様を祭る儀式の儀礼の意味からはじまり、宮廷儀礼や階級の定め、さらには国家運営のための制度全体を意味し...
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論語【里仁第四】78. 利益を得るプロセスが大事

利益の「利」はのぎへんに刀でできた漢字です。穀物を刃物で刈り取るので「鋭利」という意味があり、また収穫を得るので利益、もうけといった意味があります。穀物を刈るとは、考えてみると、土を耕し、種をまいて、苗から穀物を手塩にかけて大切に育てるとい...
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論語【里仁第四】77. リーダーは徳を実践してルールを尊重する

孔子先生は、リーダーと一般の人々では興味関心が違うのだと言います。立派なリーダーは徳の実践を大事だと思っていますが、一般の人々は自分の家財が大事です。立派なリーダーはルール違反をおそれて常に気にしていますが、一般の人々は恩恵が得られるかどう...
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論語【里仁第四】76. りっぱな人はみんなのために働く

孔子先生は、立派な人は世の中で働くとき、こだわりや思い込みを持っていないけれども、決していいかげんではなく、社会や人々のために尽力すると言います。「75. 現代に必要な心の強さとは?」は、物質的な成功だけを追い求めることが、立派な人の道では...
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論語【里仁第四】75. 現代に必要な心の強さとは?

孔子先生は、「立派な人間になろうとしているのに、食べ物や服装が粗末なことを恥じるような人とは、議論する価値がない。」とおっしゃいます。いい学校に入っていい仕事を見つけて、たくさんお金を稼ぐというよくある「成功」のイメージと、孔子先生の考える...
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論語【里仁第四】74. 人として生まれた意味とは

孔子先生は、「朝、道について聞けるなら夕方死んでも悔いはない」とおっしゃいます。一瞬、えーっ本当に死んでもいいのと思いませんか。道とは、人の道、人として生まれてきたことの意味。この章句は裏をかえすと、孔子先生をもってしても、人が天から命を受...
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論語【里仁第四】73. 失敗したらよく顧みる

孔子先生は、あやまちには、その人の人柄があらわれると言います。ちょっとドキッとしますね。だから、その人のあやまちをよく観察すれば、その人が仁者なのか、そうでないのか分かるのだと。ついうっかり間違えることはにでもあることですが、自分でもよく自...
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論語【里仁第四】72. 仁は、自発性を持って自分でやる

孔子先生は、仁を好む人、不仁を憎む人をなかなか見ない、とおっしゃいます。その一方で、一日だけ仁を実践する能力のない人も見たことが無い、と。仁とは思いやり、他に奉仕する心、天地の間に自分と同じように命を受けているものへの連帯感。仁の実践は誰に...