論語

公冶長第五

論語【公冶長第五】97. 言葉数が多いのは危うい

ある人が孔子先生の弟子の雍(よう)さんのことを評して、「雍さんは仁者だけれども、残念なことに話すのが上手くない」と言うと、孔子先生は、「なぜ上手く話す必要があるのか。人と言い争って言葉巧みに相手を打ち負かしてしまえば、人に憎まれることもある...
公冶長第五

論語【公冶長第五】96. 子貢は「高貴な器」

孔子先生には三千人の弟子がいたと言われていますが、その中でも論語への登場回数も多く、孔門十哲にも数えられている子貢(しこう)さんは、エリートです。それでも、孔子先生にどう評価されているか気になるらしく、「私はいかがでしょうか」と先生に直接お...
公冶長第五

論語【公冶長第五】95. りっぱな人の真似をする

孔子先生は、周囲の立派な人の真似をすることで自らも人格形成をすることができるとおっしゃいます。学ぶことは真似ること。立派な人に出会って感化されるのは感じて化けるということ。だから周囲にどのような人がいるか、誰と付き合うかは大事ですね。"Th...
公冶長第五

論語【公冶長第五】94. 婿選びの基準は「乱世でも生き抜く力」

孔子先生が、今度は自分の姪の婿を、自分の弟子の中から選びます。選ばれたのは南容(なんよう)。選抜理由は、もし国が安定していれば用いられる人物であるし、不安定な社会においても刑罰を受けることはない人物だからと。南容は人間性、社会性に優れていて...
公冶長第五

論語【公冶長第五】93. 花嫁の父として信頼できる婿とは

孔子先生がご自身の大事な娘を嫁がせるべき人物を、自分の弟子の中から選びました。選ばれた弟子の公冶長(こうやちょう)には何と、投獄された前科があるのです。しかし孔子先生は、「本人の罪じゃなかったんだ」とおっしゃって娘を嫁がせました。人間観察は...
論語

論語【里仁第四】92. 茫然自失は恥ずかしい

孔子先生の若い弟子で文学に優れた子游さんは、茫然自失は恥ずかしいよ、と教えてくれます。ばたばたとあわてふためいた対応では上司からは「とても大きな仕事は任せられない」と軽くみられてしまうし、友人からも距離を置かれてしまいます。冷静さを失うこと...
論語

論語【里仁第四】91. 感謝の人間関係は人生の喜びをつくる

孔子先生は、徳のある人は孤立することがなく、かならず共鳴する隣人が現れるとおっしゃいます。徳とは自己の最善を他者に尽くすことで、するとありがとうの人間関係ができるから、周囲に協力者、支援者がいつも必ずいる状態になるというのです。感謝の人間関...
論語

論語【里仁第四】90. 言葉の巧みさより行動の迅速さ

孔子先生は言葉巧みであることを評価しません。それよりも、行動が敏速であることがりっぱな人の条件です。「巧言(こうげん)令色(れいしょく)、鮮(すくな)いかな仁(じん)」(【学而第一】3. 本音で話す)、「先(ま)ず其(そ)の言(げん)を行(...
論語

論語【里仁第四】88. できないことは言わない

孔子先生は、昔の人が軽々しくものを言わなかったのは、言動が一致しないことを恥じたからだとおっしゃいます。自分ができないことを軽々しく言ってはいけないんですね。“Be Mindful of What You Say”Confucius sai...
論語

論語【里仁第四】87. 両親の年齢を記憶する意味

孔子先生は、両親の年齢はよく記憶しておきなさいとおっしゃいます。それはひとつには、その年齢まで両親が健在であることを喜ぶためであり、もうひとつには両親の老いをおそれ慎むためであると。二千五百年前も今も、私たちは大切な家族から生きる時間には限...