論語

公冶長第五

論語【公冶長第五】107. 学んだらすぐ実践するのが「敏」

弟子の子貢が、衛の大夫の孔文子は、どうして「文」というりっぱなおくり名をされたのですか、と質問すると、孔子先生は、それは、生まれつき頭脳明晰で学んだことはすぐ実行し、さらに学ぶことを好み、また目下の人に質問をすることを恥じなかったからだ、と...
公冶長第五

論語【公冶長第五】106. 豪勇無双の子路も実践できない教えを聞くのは恐い

子路は、孔子先生からこういうことは注意しなさいと教えを受けた後に、まだそれが自分の身に着いて実践できていないうちに、他の新しい教えを受けることを恐れました。子路は儒教が重視している、知行合一を実践していたのですね。また自分がまだできていない...
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論語【公冶長第五】105. 孔子先生は人間の社会的実践を語る

弟子の子貢が、孔子先生は人間が生きる上での実践をお話くださるが、人間性や天地自然の道理といった哲学的なことはお話されない、と言っています。弟子としてはこうした哲学的な内容も聞きたかったのでしょうか。孔子先生は、真正面から宇宙の根源である「道...
公冶長第五

論語【公冶長第五】104. 仁とは自他非分離の思いやり

弟子の子貢(しこう)が、「私は、自分が人からされたら嫌なことは、私も人にすることのないようにしたいです」と言うと、孔子先生はなんと、「おまえにはまだ無理だな」とおっしゃいます。弁節が巧みな子貢は、孔子先生が大切にしている仁を自分も実践をした...
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論語【公冶長第五】103. 欲望は不屈の意思を挫く

孔子先生が、強い意志と不屈の精神を持つ剛毅な人を見たことがないとおっしゃると、ある人が弟子の申棖(しんとう)がいるじゃありませんか、と応えました。すると孔子先生は、申棖には欲があるから、強い意志と不屈の精神なんてとても無理だね、とけんもほろ...
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論語【公冶長第五】102. 言動不一致では心が朽ちる

門人の宰予(さいよ)が昼寝をしているところを目撃した孔子先生は、「心がぼろぼろでは人間を磨くことはできない、おまえのような者に小言を言っても無駄だ」とお怒りです。さらに、「今までは言うからにはやっていると思っていたのに、今はもう見ないと人を...
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論語【公冶長第五】101. 孔子先生と子貢が顔回を評価する

孔子先生が弟子の子貢に、「お前と顔回ではどちらが優れているか」と質問されます。子貢は弁節・外交手腕に優れ、孔門一の商才のあるお金持ちの弟子です。一方、顔回は孔門随一の秀才で、孔子にその将来を嘱望されていましたが、名誉栄達は求めず、その暮らし...
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論語【公冶長第五】100. 三人の弟子は仁者であるかわからない

孔子先生は、親交のあった魯の大夫の孟武伯(もうぶはく)から、先生の三人の弟子は仁者ですかと質問を受けます。先生は、子路(しろ)は大国の軍事大臣、冉有(ぜんゆう)は村長さんか大夫の執事、公西赤(こうさいせき)は朝廷で外国からの賓客対応ならでき...
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論語【公冶長第五】99. 勇気だけではものごとは動かない

孔子先生は、ご自分の理想とされる政治は行われないから、いっそのこといかだを浮かべて海に出ようか、そのとき私についてくるのは弟子の子路であろう、とおっしゃいます。このように言われて子路はあまたの弟子から自分が選ばれた!と大喜びですが、孔子先生...
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論語【公冶長第五】98. 孔子先生は純朴さを評価する

孔子先生が弟子の漆彫開(しっちょうかい)を仕官させようとすると、漆彫開は「まだ自信がありません」と答えます。すると孔子先生はその答えを喜んだというのです。なぜでしょうか。こうしたところで先生の価値観が俗人と異なることが分かります。孔子は純朴...