子罕第九 論語【子罕第九】222. この世は川の流れのように去ってゆく
先生は、川のほとりにたたずんで、過ぎ去ってゆくものとはこういうものか。昼も夜もとどまることがない、とおっしゃいました。流れてゆく時間は止めようもなく、人の命も一瞬もとどまることなく終わりへと向かっていることを言われています。だからこそ今を大...
子罕第九 論語【子罕第九】221. 私にできることはこの四つだけ
先生は、ご自分にできることは四つだけだとおっしゃいます。一つは出仕したら上位の人に仕えること。二つ目は家においては父や兄に仕えること。三つ目は死者を弔う儀式は誠心誠意の礼を尽くすこと。四つ目はお酒を飲みすぎないこと。この四つをすれば先生のよ...
子罕第九 論語【子罕第九】220. 音楽の伝統を正す
孔子先生は亡命生活を終え、衛から魯に帰った後に、音楽の伝統を正し、朝廷の舞楽も、先祖神を祭る音楽も、それぞれ正しく用いられるようになりました。Restoring the Proper Tradition of MusicAfter endi...
子罕第九 論語【子罕第九】219. 学習と感化で人は変化する
近隣諸国では先生の望む政治が行われないからでしょうか。先生は、東方の未開地に住もうか、とおっしゃいます。ある人が、下品なところですよ、どうするのですか、と言うと先生は、りっぱな人が行って住めば、下品なままということはないだろう、とおっしゃい...
子罕第九 論語【子罕第九】218. 仕えるべき主君を待っていた
弟子の子貢が、先生をうつくしい宝石に例えて、この宝石は箱に入れてしまっておきますか、それともよい買い手に売りますか、とお聞きした。先生は、売ろう、売ろう、私は良い買い手を待っているのだ、とおっしゃった。Waiting for the Rig...
子罕第九 論語【子罕第九】217. 弟子たちにみとられて先生として死にたい
先生が病気になり、危篤状態になったことがありました。弟子の中でも年長者だった子路は、先生のために立派な葬式をしようと、弟子たちに臣下の役割を与え、地位の高い人としての葬儀の準備を始めました。その後先生は小康状態をとりもどされ、そんなのはあざ...
子罕第九 論語【子罕第九】216. 先生は追いかけても及ばない人
三千人いたといわれる孔子先生の門人の中でも、随一の秀才で先生からも認められていた顔淵が、先生をたたえてため息をついています。先生は山のように高く、たがねでも切れない金属のような堅固さがある。新しさと古典を柔軟に操られ、順序立てて弟子を導くこ...
子罕第九 論語【子罕第九】214. 不誠実な世界を嘆く
名君が現れる前兆である鳳凰はやってこない。黄河からは伝説の竜馬は現れない。私はもうおしまいだ、と孔子先生は嘆かれています。リーダーには天の援助、支援による強運が必要で、天は誠実な人に味方するけれど、今の世の中にはそれがないのです。Lamen...
子罕第九 論語【子罕第九】213. 知識より誠実さ
先生は、自分は物知りということではない、とおっしゃいます。ただ、誰かが自分に誠実に質問をするのであれば、たとえその人が身分も低く無学な人であっても、自分の頭と心のすみずみまで、知っている限りを動員して誠実に答えるのだと。誠実な問いには、誠実...
子罕第九 論語【子罕第九】212. 逆境が人を育てる
どこかの国の高官が、孔子先生が多能であることに驚いて、先生は聖者ですか、と称賛しました。それを聞いた先生は、あの方は私のことをよくご存じないようだ、私は若い頃、身分も低く貧しかったので、様々な卑しい仕事をせざるを得ずに、卑しいやりくりに多能...
