易経

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【易経講話】21. 火雷噬嗑-平和を妨げる邪魔者を噛み砕く

噬嗑とは、噛んで合うこと。世の中の平和を妨げる邪魔者を噛み砕いて、世の中が和合一致する。あるものと他のものが合同しようとするときには、必ずその内部かまたは外部かに、合同することに賛成しないものがある。それでも万障を打ち砕いて合同する道を説く...
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【易経講話】20. 風地観ー万民が仰ぎ見るのは天子の真実至誠なる真心

観はじっと物を見つめてよく観察すること。天子は万民を観察し、万民は天子を仰ぎ観ている。この卦は、上の者が下の者を観察し、下のものが上にある者を仰ぎ見るについての道を説く。上のものが下のものに仰ぎ観られて尊敬心服されるには、心の内に真実なる真...
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【易経講話】19. 地沢臨-天子が人民を統治する

臨はのぞむこと。上から下を見下ろすこと。高いところから下を見る。上の坤の卦の地が、下の兌の卦の沢を見下ろしている。地が沢に臨んでいる。臨の卦は、人事についていえば、高い位にある天子や大臣宰相が下の臣下人民に臨んでそれを統治するところの道を説...
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【易経講話】18. 山風蠱ー敗れ壊れたものを修める

蠱は物事が久しくなって敗れ壊れていろいろな悪い事故が起こること。蠱の字は皿の上にたくさんの虫がいる形。虫がついて腐敗している。泰平が長く続くときは国の内部がだらけて頽廃する。いかなるよい政治、よい制度でも久しくなると色々な弊害が出てくる。蠱...
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【易経講話】17. 沢雷随

沢雷随は人に随うについての道を説く。随は、人に随う。自分が高い身分であるに拘わらず、自分の身を屈して卑い身分のものに下り随うのであり、また才能道徳の多い人であるのに拘わらず、自分の身を屈して才能道徳の少ない人に下り随う。すると天下の人々は皆...
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【易経講話】16. 雷地豫

雷地豫は、坤の卦は順、震の卦は動くで、順にして動く。天の道に従って動き、地の道に従って動き、人の道に従って事を行うときは、なすことは皆うまく順調に進み、万民が皆喜ぶ。豫は、安んじ和らぎ悦び楽しむ道を説く。順をもって動き、時勢、人情、理法に従...
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【易経講話】15. 地山謙

ひとつ前の火天大有は、たくさんの物を自分の所有として持っている景気のよい盛大な卦でした。その大有をよく保って失わない道が地山謙で、謙は謙遜すること、へりくだること、自分が多くを所有し、道徳才能があっても謙遜の美徳を失わないことです。普通の人...
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【易経講話】14. 火天大有

火天大有は、上に乾の卦の天、下に離の卦の火がある。太陽が天上にあって普く天下を照らす景気のよい盛大な卦。たくさんの物を自分の所有として持っている。国が大きく、人民が多く、財産・所有物が大きい。この卦の主爻の六五の天子は従順にして中庸の徳を持...
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【易経講話】13. 天火同人

世の中の物事は、いつまでも乱れた「天地否」の状況であることはなく、乱極まれば治に復る。しかし乱世を平定するには、多くの人の協同一致が必要となるので、「天火同人」は、人と人とが協同一致する道を説く。広く天下の同志と協同一致するには公平と正義の...
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【易経講話】12. 天地否

天地否は、天の陽気は上だけにあって下に降らず、地の陰気は下のみにあって上に昇らない卦。天地の陰陽は調和せず、万物は発育しない。君主と臣下の意志感情は通じることなく、世の中の物事が乱れるまことに良くない情勢だが、この前の卦の泰の状態はいつまで...