
有子(ゆうし)曰(いわ)く、信(しん)、義(ぎ)に近(ちか)ければ、言(げん)復(ふ)む可(べ)きなり。恭(きょう)、礼(れい)に近(ちか)ければ、恥辱(ちじょく)に遠(とお)ざかる。因(よ)ること其(そ)の親(しん)を失(うしな)わざれば、亦(また)宗(とうと)ぶ可(べ)きなり。
有若(ゆうじゃく)がこのように言った。(何かを実行するという)約束も、道義にかなったものであれば、その言葉は実行することができる。恭(うやうや)しい態度(で相手にへりくだって)も、礼儀に沿ったものであれば、恥ずかしいことはない。人に頼るときに、親しむべき人を誤らなければ、尊敬できる人間関係となる。
- 有子(ゆうし)は孔子先生の弟子の有若(ゆうじゃく)。孔子先生より43歳(あるいは33歳)若く、孔子に風貌が似ていた。政治学を学んでおり、政で活躍していた。
- 信(しん):約束すること
- 言(げん)復(ふ)む:言葉を実行する
- 約束には道理が、うやうやしさには礼儀が、人を頼る時にはその人選が重要


