瀧直下三千丈(たきちょっかさんぜんじょう)
意味:天空の瀧から真っすぐに水が流れ落ちる
夏にお茶室によくかかるお軸に、「瀧直下三千丈(たきちょっかさんぜんじょう)」とか「瀧銀河三千丈(たきぎんがさんぜんじょう)」あるいは「瀧」一文字などがあります。

「三千丈」は、一丈が約3メートルなので、約9キロ。
エベレストよりさらに120メートルほど上空。
そこからざーっと真っすぐに落ちる瀧ということですから、現実の自然の記述というよりイメージを言っているようです。
お道具屋さんのサイトを見ると、李白の詩、
飛流直下三千尺(ひりゅうちょっかさんぜんじゃく)
疑是銀河落九天(うたがうらくはこれぎんがのきゅうてんよりおつるかと)
が由来であるとしています。
意味は、
三千丈を飛ぶようにまっすぐ下る流れは、銀河の九天から落ちてくるのだろうか
という感じでしょうか。
「九天」は辞書をひくと天の最も高いところ、というほどの意味のようです。
宇宙からざーっと落ちてくる水のイメージ。
お茶は、言葉より体験、体感を重視する禅の影響が強いのだなと感じます。


