
孔子先生は言葉巧みであることを評価しません。それよりも、行動が敏速であることがりっぱな人の条件です。
「巧言(こうげん)令色(れいしょく)、鮮(すくな)いかな仁(じん)」(【学而第一】3. 本音で話す)、「先(ま)ず其(そ)の言(げん)を行(おこな)い、而(しか)る後(のち)に之(これ)に従(したが)う。」(【為政第二】29. 言葉より行動)にもあったように、孔子先生はぺらぺらおしゃべりをすることはお好きでなく、すぐ行動することを重視されたのですね。
学んだこと、気づいたことは即実行。結果をみて改善を繰り返すことで孔子先生自身も人格形成されたのでしょうか。
“Swift Action Over Eloquent Words”
Confucius did not value being eloquent. Instead, he believed that a truly noble person is one who acts swiftly.
As Confucius stated, “Flattering words and a painted face seldom lead to true virtue” (Learning, Chapter 1, Verse 3), and “First, align your actions with your words, and only then should you follow them” (Governance, Chapter 2, Verse 29). This shows that Confucius was not fond of idle chatter but placed a high value on taking immediate action.
Perhaps it was through these actions and the constant improvement they required that Confucius shaped his own character.
漢文と書き下し文
子曰、君子欲訥於言、而敏於行。
子(し)曰(いわ)く、君子(くんし)は言(げん)に訥(とつ)にして、行(おこな)いに敏(びん)ならんことを欲(ほっ)す。
現代語訳
孔子先生はこのようにおっしゃった。「りっぱな人は、言葉は少なく、行動が敏速であることが望ましい。」
解説
- 訥(とつ):訥弁(とつべん・つかえつかえしゃべる話し方)、口下手。深く考えて言うから訥弁になる。
- 敏(びん):きびきびと敏速であること。

