論語【里仁第四】84. 親を敬う

孔子先生が両親との接し方を教えてくださいます。

「親を注意するときは、気持ちを傷つけることのないようにさりげなく。 従ってもらえなくても、敬う心は忘れない。 大変でも、うらまない。」

人間関係はまず家の中で学ぶ。
親を注意するときにさりげなく、相手が従わなくても敬いの心で接する。
大変なことがあっても恨まない。感情のつながりが強い人とのかかわりほど実際には難しく、どれも難易度高いですが、両親から受けた愛と恩恵は忘れない。

“Honoring Our Parents”
Confucius teaches us how to honor our parents. He says,

“When you offer guidance to your parents, do it gently, so as not to hurt their feelings. Even if they don’t listen to you, always remember to respect them. And even when things are tough, don’t hold grudges.”

Relationships are first learned at home.
When offering guidance to your parents, do so gently and with respect, even if they don’t follow your advice.
Don’t harbor resentment, even when things get difficult.
The closer the emotional bond, the more challenging it can be to navigate these relationships, but we should never forget the love and kindness we received from them.

漢文と書き下し文

子曰、事父母幾諫。見志不從、又敬不違、勞而不怨。

子(し)曰(いわ)く、父母(ふぼ)に事(つか)えては幾諫(きかん)す。志(こころざし)の従(したが)わざるを見(み)ては、又(また)敬(けい)して違(たが)わず、労(ろう)して怨(うら)まず。

現代語訳

孔子先生はこのようにおっしゃった。「両親をいさめる時は、感情を傷つけることのないようにそれとなくする。相手の気持ちがこちらのいさめに沿わないようであっても、敬う気持ちを違えることなく、大変なことがあってもうらみには思わない。」

解説

  • 幾諫(きかん)す:相手の感情を傷つけないようにおだやかにいさめること。それとなくいさめること。
  • 志(こころざし):父母の気持ち
  • 敬(けい):うやまうこと、尊敬。